私のキャリアの中では「ヘア」という線でつながってはいますが、唯一、売り場がプロフェッショナルサロンではなく、一般市場向けのコンシューマーマーケットであったのが、ユニリーバに勤めていたときです。
マーケティングのお仕事は、一般の女性が、また自分たちの担当するブランドのターゲットが、どのような心理でどのように暮らしているのかについて、自分の購買心理以上に把握する勉強を日々し、それを科学していくようなところがあります。どのようなところに集まり、どんなモノに惹かれ、どうやって説得されるのか、何を変えたくて、何にあこがれるのか、などなど、一般市場は顔の見えない鬼ごっことかくれんぼの連続。
ブランドによって明確なターゲットが決まっているものの、そのセグメントされた限られたターゲット像すら、日々変わりゆくトレンドや進化する町並み、ストアディスプレイなどで見失いそうになっていくものです。一般消費者を理解するために、人一倍「今」を「生活」することを要求されながら、「生活」がなくなるくらい働く毎日、というユニークな毎日でした。
普段気に留めていなかった広告やディスプレイ、キャンペーンやイベントなどに敏感に反応していたのもこの頃です。リーバ時代に勉強させていただいたマーケティングの知識やアプローチ、仕事への姿勢をサロン業界に活かしていけたらな、と思うと楽しみだったりします。
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