週末友人宅へディナーにお邪魔してきました。
夫婦揃って我が家に遊びにきてくれた際に、
「彼女ってケイトブランシェットに似ている」
と初めて会ったハズバンが言った事から、
我が家で彼女の名前はケイトブランシェット。

感受性のヒダがとっても繊細で、
こだわりが細かくちりばめられた
彼女のおもてなしは本当に深い。
キャセロールで「ど〜ん!」という
我が家のホームパーティーと違う
どちらかというと裏住職モードの
ときに使用する感性が刺激されます。
(裏住職のロハス膳)

彼女のダーリンの趣味がお料理なので
手料理のおもてなしも素敵なのです。
素材選びやプロセスも省かず丁寧に
心を込めて作ったお味がするんです。

私もそこそこピッキー(picky)なので
これのこういうところが小憎い、だの
あそこのあれがなかなかどうして、だの
日頃から感性のアンテナは高感度なほう。
細やかなおもてなしの気配りやセンスに
感動する器はある程度あると思うのです。
が、、なんでしょうね、最後のオチに
常にアメリカンな雑加減が出るの。
そういうとこ、ケイトブランシェットに
苦笑されるポイントだったりします。
お洒落なココットが食卓にあがったときも
なんなのか全くわからないハズバンに対し
「サワークリームと生クリームを使用し」
と説明してくれたブランシェット夫の横で
「茶碗蒸しみたいなものよ♬」
とした私の説明に確かに風情はないです。
アメリカンカルチャーなんでしょうか?
落としどころのザックリ感って抜けない。
ミックスカルチャーで育つと
”ユニーク”という美名のもと
色々と歪(いびつ)になります。
「歴史をもった文化のヒダの細かさって
歴史の浅い国には複雑すぎるもんだから
結局ザックリ大きくまとめちゃうのよね」
な〜んて自分はニッポン人ですよ、気取りで
アメリカンハズバンをからかってはいけない。
ふたを開けると似た者同士夫婦なんですから。
そんな大雑把な私たちにつきあってくれて
いつもありがとう。ケイトブランシェット。