6月から本格的に始動したヘアアートジャパンですが、モノ作りの地味なプロセスに追われる毎日です。そんな地味なお仕事もちょっと紹介していきたいな、と思います。
ほとんどのプロジェクトのスタートは「欲しいのにないから作る!」です。ヘアアート・ジャパンの場合は「日本の美容室にあったらいいな」と思うものを私がデザインし、工場で作っています。(ここは楽しいプロセスです)
アメリカで製品化したもので共通使用が可能なパーツは極力使用してコストダウン。といきたいのですが、、、
■PSEマーク
電化製品に関しては国が認可した安心マークみたいなものを取得しなくてはなりません。供給電力も違うので1400Wしか供給されていないところに2100Wのアメリカのドライヤーをもってきてもパワーアップするどころかちょっと弱くなってしまう、という普遍的な相性問題の事実もあり、結局中身は全て日本用に製造しています。(普通に大変)
■ローカライゼーション
通常の輸入業であればPSEマークさえ取得してしまえばラベルを貼り変えて完成。
でもそうしたくないのはマーケティング病なんでしょうか?(妥協できず相当大変)
アメリカのサロンと日本のサロンの文化の違いで使い方、置き方、しまい方ひとつ、面白いくらい違うのです。どちらかの国で重宝されているパーツやサイズが全くニーズに合わなかったり不具合すら生じることがあるので結局新規の規格を製造することになります。

そんなことで会社設立当初から私がデザインし、あたためているヘアアート・ジャパンのオリジナルドライヤーの製造プロセスにはチャレンジが山のように、、、。
ブラシも同じデザインで揃うラインナップ。
本当に早くナチュラル系のサロンで使われているところが眺めたくて仕方ない、満足なデザインなんですが、、、上記のプロセスにより、私のプランよりも3ヶ月遅れています。問題が起こらずスムーズに進行しないほうが多かったこの4ヶ月で、少しづつ神経が鍛えられている気がしている社長なのでした。