籐工芸家・竹島待子さんの創作活動30周年記念作品展を拝見しに越前市の府中町屋倶楽部へ伺いました。 籐とは、かごなどに用いられる丈夫で強い植物の総称。

カラフルに色々な色に染めることができるそうで、バッグやお帽子をはじめ、果物やお花なども、想像していた和のしっとりしたイメージだけでなく、ポップで柔らかな印象の可愛い作品がたくさんありました。

ビビッドなピンクやターコイズブルー、色々な原色を使っても面白くなりそう。

待子さんはご実家がうちのお寺のご近所。小さな頃からよく可愛がっていただいています。
何かを始めるとすぐに極めてしまわれる器用な方ですが、30年も籐工芸をされていらしたなんて、作品を拝見しながら改めて感心してしまいました。

さて会場の府中町屋倶楽部は母も私も初めてでしたが金沢の東山のように、ちょっぴり京都の風情。敦賀や武生など、福井でも南に近づくと、より京都に近くなるので町並みや福井弁も少し京都っぽくなるのでしょうか。
和風の町並みで”BAR”の看板を見つけちゃうと何故か「ジャズに違いない」と無性に入りたくなってしまいます。

さらに今日はリフォームをお願いしていた母の着物が1点完成し、届けていただけたので試着することに。
実は先日、開かずの間と化している着物クローゼットを母と思い切って整理。忘れられていた夥しい量の反物や帯、着物。着ないと勿体無いので、和装好きの私用にお袖と丈を限界まで引っ張り出してリサイズしてみることになっていたんです。

直してくださった方にお聞きすると、保存状態が相当よくない限り、シルクの黄ばみは防げず、中から生地を出せても色の差が出て着れないことがよくあるそうです。
我が家の「開かずの間」収納術がよかったのでしょうか?
めだった差が出ないことがわかったので、母の着物から着たい色柄を選んでリサイズしていける、ということになります。嬉しいニュースでした♪