
幼なじみのTちゃんと日比谷ランチをした今日、彼女も長財布派だったことから「うちの子自慢」がヒートアップ。

分厚いのが嫌だから長財布派なわけで、薄ければ薄いほど、幅または長さがスリムなほど自慢です。長財布の人ほどお財布自慢がすごいのかもね、と2人でふと満足げな微笑み。
うちの子は開けると、、使い込んでるので汚いですが、、、目を凝らすと古着みたいな生地が使われていて可愛いのです。カードポケット数が豊富なのと、どのお財布よりも平べったい機能性は超自慢です。(これお掃除できるのでしょうか?)

実はこのお気に入り、数年前のある大失敗がキッカケで成田空港で購入したノーブランドのお財布なのです。
その日、福井から小松空港→羽田空港→成田空港→JFKと当日移動のタイトスケジュールでNYに出張することにしていた私。小松空港のJALカウンターでお財布をお寺に忘れてきたことに気がついたんです。自坊(お寺用語で自宅みたいな意味です)から空港までは片道車で1時間強。引き返すとその後の国際便に間に合わない、という状況。
ラッキーだったのは、その日福井から東京まで移動する予定の父と飛行機を合わせていたこと。(私はパパっこです)
「パパ、お財布忘れた、、、」
と一瞬真っ白になった私にすかさず
「いくらいるの?いいなさい。」
と背広の内ポケットに手をかけてせまる迫力満点の父。
状況判断→決断→実行は父親譲りで早い私。
「え〜、、とクレジットカード、がいいです!!」
1週間のNY滞在でどのくらいお買い物をするのか咄嗟には上限が決められなかった私。結局父のクレジットカード1枚もってNYへ行く事になりました。羽田行きの機内では今まで見向きもしなかったカタログのお財布欄を熟読する父。さすがに娘に自分のクレジットカードをジーンズのポケットに入れて高飛びして欲しくないわけで、、、。
父「このピンクのなんて可愛いんじゃないの?」
娘「どうせならもってない系がいい〜」
父「買ってあげるから選びなさい」
娘「成田空港で探した方がレアものありそう」
父「そうか。今選べば買ってあげるのに」
娘「あ、大丈夫。どうせパパのカードで買わないとだから」
父「.....」
すっかり覚悟を決めると気が大きくなり、
通常の物欲が復活するから不思議です。
まあ、そんなことで購入したこの子がずっと愛用するお財布になったというわけです。すっかり長財布派になりましたし。
ちなみに絶対今買わなくちゃいけないという状況下で急いで購入した品の方が実は長く使う愛用品になったりする気がしています。靴擦れがひどくて購入した代替靴とか、、。