日本へ来てもう4年近くたつのに
日本語会話のレベルアップに苦戦中の*ハズバン。
*ただ今1級検定に向けて勉強中
ところが食文化に関しては
通(つう)の域にさしかかっているのでは?
と思われる発言が目立ってきています。
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先日晩ご飯にお魚定食的なものを作っていた彼。
ちょっとのぞくとお魚とご飯のみの御献立、と
若干寂しい気がしたので私が横やりで
お味噌汁を追加して作りましたところ
「あ、今日は貧乏味噌スープだね」
と食卓についた彼が言うわけです。
「なんでそう思うの?」と聞くと
「だって、薬味しか入ってないから」
おっと、それ正解。
騙せなくなってきたな、と焦った私ですが
聞き出したかった答えに感心いたしました。
冥加とお葱だけのお味噌汁をみて
そう思うシナプスが彼の脳内に開通したようです。
しっぶーい。
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よく一緒に里帰りをしていることもあって
地方生活を体感する中で醸し出される
”通”感が垣間みられたりもします。
会社の帰り必ずスーパーによるのが日課の彼。
常日頃”東京であまりみかけない”と嘆いている
大好物の”ハタハタの干物”をみつけたとかで、
昨夜の帰宅時第一声は
「ビッグヌース。i got はたはた!」
はたはた意外全部英語なのも妙に
魚名が目立っちゃってしぶいんですけど、
「福井でいただくはたはたの半分のサイズ」
と呟きながら焼いている外人の背中は
もっとしぶい。
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確実に新鮮な海と山の幸には
目も口も肥えてきているようですが
福井は日本人でもあまり知らない方が多いので
例えばお刺身をいただいた際の
"福井のほうが脂がのってる"的な発言も
カタコトの日本語からは想像がつかない深さです。
今後も我が家の外人ハズバンの
"通"なひと言に目が離せません。