
サンクスギビングの朝。
どこのおうちも朝からお料理に明け暮れるのがサンクスギビング。適度なら理解できるけど、やっぱりアメリカ人ってサンクスギビングに追われているよね、と内心サンクスギビング病を疑っている私。

義姉のご主人はもともとノースキャロライナの人。とってもオーソドックスなアメリカ人。サンクスギビングは作り過ぎであることが大切!とものすごい量のメニューを企画。
七面鳥とスタッフィング、グレービーソースとクランベリーソースは全て彼が担当。それ以外、7種根菜のオーブン焼、マッシュルームのマリネ焼、インゲン豆のサラダ、ほうれん草のマリネサラダ、マッシュポテト、ビーツサラダ、ポークの煮込み、、、。

アメリカはオーブンが2つも3つもあるからそういう企画になっちゃうのかしら?!
ちなみにキッチン事情は本当に文化がでます。アメリカには缶をあけるだけの大きな機械や皮をむくだけの巨大なツールがあったり、コーヒーメーカーを棚に埋め込んで1M四方のスペース組んでたりするわけですよ。日本なら1つのツールで7つくらいの機能が装備されてさらに小型じゃないと空間勿体ないでしょう。

多いときは3家族や4家族集まる年もありますが、今年は義姉の夫サイドの家族が弟夫婦と過ごすことになっているとかで小規模。なのにあの品数!?
サンクスギビングが近づくと、楽しい反面ものすごいストレスになっているのも見ています。日本人と比べて太々しいくらいノルマや義務にプレッシャーを感じない風のアメリカ人が、このときばかりは事前から必死になって献立を組み、準備に走り、テレビでは連日簡単マッシュポテトだとか、手抜きお献立が特集。当日は朝からお料理に追われているわけです。
「家族が集まる機会」に対してとても大切に考える姿勢は見習いたいところですが、もうちょっと当日の過ごし方、気楽にならないものかしら。必死になっているのも微笑ましいですけどね。