
香港はまだまだ知らないことがいっぱいですが
商業エリアと住居エリアが入り交ざっていることは
初香港のときに新鮮に感じた特徴。
賑やかなマーケットやレストラン、繁華街の上を
見あげるとお洗濯ものがぶらさがっているんです。
そして最近よく来るようになってわかってきたのは、
エリア別の特徴。香港アイランドといわれるエリアは
高級なお店やホテルがあって、比較的、初心者には
過ごしやすい環境なようです。
道で人にぶつかられる回数も少ない気がします。

反対のクーロン(九龍)といわれる側は庶民的。
わりとディープなお店や人相を観察できるエリア。
知っている人と一緒にいなければ楽しむ前に
嫌な思いをしてしまう可能性があります。
サービスの行き届いた日本から行くとなおさら。
でも道端の屋台はたくさんあって、楽しいです。
活力というかライブ感があるというか。

夜は「値引き交渉が常識」というマーケットを
のぞきにいってきました。もともと値引き交渉は
得意ではないので、お買い物というよりは
流通価格や仕組みの勉強になった感じです。

最初の何軒かは興味をもって見ていましたが、
ニセ〇ノがたくさん何軒もあってちょっと疲れます。
なんでしょう。困惑を超えた疲労感。
ブランドの意味が全く無視される世界。
なんでそのブランドが好きなのか、という
根底の部分を問われている気がします。
そのブランドの歴史や製品開発の背景、
質に対してのリスペクトがある場合以外は
自慢したいから?みんながもってるから?
→だったら、ばれなきゃ偽者でもいいじゃん。
という大勢の心を揺るがす力をもつ闇市場のパワー。
香港に来る度、日本では疑問をもったことがなかった、
もしくは見たくなければ目をつぶっていられたことを
どどーん、と大きな規模でデモンストレーションされ、
色々な考え方の幅を広げてもらっている気がします。